健やかな眠りを木村歯科が支えます
東広島市黒瀬町の歯医者、木村歯科医院です。
皆さんは近頃、グッスリ眠れていますか?
1日の約3分の1を眠って過ごす私たちだからこそ、毎日の健やかな眠りは命に係わる大切なテーマです。まず初めに、「睡眠時無呼吸症候群」という病気をご存じでしょうか?睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に10秒以上繰り返し息が止まってしまう病気です。そのほとんどが口の奥や鼻の奥で気道が塞がることにより起きるといわれています。
呼吸が苦しく、眠りが浅くなるため、身体は休息を必要としているにも関わらずいくら寝ても休息になりません。放っておくと、命を縮めてしまうこともある怖い病気なのです。
もうひとつ気を付けていただきたいのが「低呼吸症候群(いびき)」による不眠症です。いびきの原因の正体も、程度の差こそあれ、睡眠時無呼吸症候群と同じ気道の閉塞です。なかには、いびきがひどく酸素不足になり、眠りも浅いため、知らないうちに不眠症に陥っている場合もあります。
「いびきをかいて寝ている」というと、グッスリ眠っているイメージがあり放置しがちですが、現実はその逆で慢性的に睡眠が足りていないという身体からの悲鳴なのです。実は不眠症全体の中の8割程度の患者さんが睡眠時の無呼吸症候群や低呼吸症候群(いびき)に何らかの関連があるといわれています。
生活習慣病との合併症にもご注意ください
睡眠時無呼吸症候群や低呼吸症候群(いびき)による不眠症の怖い所は、寝れば寝る程、身体の低酸素状態が続き、生活習慣病のリスクが高くなります。そして、合併症(糖尿病・高血圧・心不全・不整脈・多血症・虚血性心疾患・脳血管障害など)を招きやすくなります。では、睡眠時無呼吸症候群や低呼吸症候群(いびき)による不眠症になりやすい人とはどんな人でしょうか?
- 口を開けて寝る
- 顎が小さい
- 扁桃が大きい
- 鼻が小さい
- 太っている
これから、歯科でできる治療法をご紹介していきましょう。
まずご紹介するのはマウスピースを用いていびきをなくしたり、軽くする方法です。患者さんのお口の型を取って製作し、下あごを前方に誘導し、下を前に出して気道の閉塞を防ぎます。慣れればグッスリ眠れるようになり旅行や出張にも携帯しやすく便利です。

次にご紹介するのは外科治療でいびきを治す方法です。顎が小さいなどの形態的な問題が原因で重度の気道閉塞が起きている患者さんは、マウスピースの使用だけでは改善しないことがあります。そうした時は、手術によって骨格の形態の問題を改善する必要があります。問題の根本的な改善につながる可能性があります。ちなみに子供ならば、手術を伴わない通常の矯正治療で、顎がしっかりと育つように導き改善させることも可能です。
そして治療と併行して行っていただきたいことが3つあります。
- ダイエットする
- 枕を変えてみる
- 鼻呼吸の習慣をつける